交通事故に遭われてから、
このような症状でお悩みではありませんか?
「病院で検査したけど『レントゲンで異常なし』と言われた…でも頭痛が続いている」
「めまいや吐き気がして、日常生活が辛い」
「事故から数日経ってから症状が出始めた」
「首の痛みは治ったのに、なぜか頭痛だけ残っている」

実は、このような症状で当院にご相談いただく方が非常に多いんです。
大黒整骨院は枚方警察署の隣のビルにあり、交通事故後の治療で病院の整形外科と併用して当院にお越しになる方が多いです。
その中でも、「レントゲンでは異常がないのに症状が続く」というお悩みを本当によく伺います。
今回は、交通事故後の頭痛・めまい・吐き気について、以下の内容を詳しく解説していきます。
- なぜこれらの症状が現れるのか
- 自律神経との関係について
- 当院独自の治療アプローチ
- 実際の改善例と治療期間
まず大前提として、交通事故の被害に合われた場合、ご自身で判断せずに病院で診断してもらってください。
詳しくはこちらの記事をご確認ください。
症状の原因を正しく理解し、適切な治療を受けることで改善への道筋が見えてきます。
一緒に確認していきましょう。
- 1. 交通事故後に現れる頭痛・めまい・吐き気の実態
- 1.1. レントゲンで異常なし」でも続く辛い症状
- 1.2. 事故から数日後に現れる遅発性症状の危険性
- 2. なぜ交通事故で自律神経症状が起こるのか?
- 2.1. むち打ちが自律神経に与える影響のメカニズム
- 2.2. 自律神経症状の医学的分類
- 2.3. 首の損傷と脳への血流障害の関係
- 3. 症状別:頭痛・めまい・吐き気の原因と特徴
- 3.1. 交通事故後の頭痛
- 3.2. めまいの種類と原因
- 3.3. 吐き気・嘔吐症状
- 4. 見逃してはいけない危険な症状のサイン
- 4.1. 緊急性の高い症状
- 4.2. 後遺症に発展しやすい警告サイン
- 4.3. いつ医療機関を受診すべきか
- 5. 交通事故後のつらい症状を根本から断ち切る!大黒整骨院独自の「3ステップ根本改善プログラム」
- 5.1. 【鎮静期】 まずはつらい痛みを抑える
- 5.2. 【調整期】 不調の根本原因にアプローチ
- 5.3. 【安定・再発防止期】再発しない身体づくり
- 5.4. 当院の施術の特長
- 6. 治療期間と改善の目安
- 6.1. 症状別の平均的な治療期間
- 6.2. 改善過程で現れる良い兆候
- 6.3. 治療効果を高めるための生活指導
- 7. 保険適用と治療費について
- 7.1. 自賠責保険での治療について
- 7.2. 窓口負担ゼロで治療を受ける方法
- 7.3. 慰謝料と治療費の仕組み
- 8. 整形外科との併院のメリット
- 8.1. 医師の診断書の重要性
- 8.2. 併院時の注意点とスケジュール調整
- 9. よくあるご質問
- 9.1. 治療に関するご質問
- 9.2. 保険・費用に関するご質問
交通事故後に現れる頭痛・めまい・吐き気の実態
レントゲンで異常なし」でも続く辛い症状
「病院でレントゲンを撮ったけど、骨には異常がないと言われました。でも症状は確実にあるんです…」
このようなご相談を、本当に頻繁にお受けします。
実は、交通事故後の頭痛・めまい・吐き気は、レントゲンやMRI・CTには映らない部分の損傷が原因となることがほとんどです。
レントゲンで確認できるもの
- 骨折
- 脱臼
- 骨の位置関係
- 頸椎のカーブの異常
MRI・CTで確認できるもの
- 椎間板ヘルニア
- 脊髄損傷
- 脳の異常(脳出血、脳梗塞など)
- 軟部組織(筋肉・靭帯)の損傷
レントゲンで確認できないもの
- 軽微な筋肉・靭帯の損傷
- 神経の機能的な圧迫
- 血流の微細な障害
- 自律神経の乱れ
つまり、「画像診断で異常なし」は「症状がない」という意味ではありません。
むしろ、見えない部分に本当の問題が隠れている可能性が高いのです。
事故から数日後に現れる遅発性症状の危険性
「事故の時は何ともなかったのに、3日後から急に頭痛が始まった」 「最初は首の痛みだけだったのに、1週間後にめまいが出てきた」
このような遅発性症状も、交通事故後によく見られる特徴です。
なぜ症状が遅れて現れるのか
- アドレナリンの作用
事故直後は興奮状態にあり、痛みを感じにくくなっています - 炎症の進行
損傷した組織の炎症が時間をかけて広がります - 筋肉の緊張
無意識に身体を守ろうとして、筋肉が徐々に硬くなります - 血流の悪化
筋緊張により血流が悪くなり、さらに症状が悪化します
特に頭痛・めまい・吐き気は、事故から1週間以内に現れることが多い症状です。
「遅れて出てきた症状だから軽いもの」ということは決してありません。
なぜ交通事故で自律神経症状が起こるのか?
むち打ちが自律神経に与える影響のメカニズム
「なぜ首の怪我で頭痛やめまいが起こるの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
実は、首と自律神経には深い関係があるんです。
に悩むビジネスウーマン-1024x796.jpg)
首における自律神経の重要性
- 頸椎周辺の神経密度
首の骨(頸椎)の周辺には、自律神経が密集しています - 血管への影響
首の筋肉の緊張により、脳への血流が阻害されます - 神経伝達の障害
微細な歪みが神経の伝達を妨げ、様々な症状を引き起こします
事故後の悪循環
事故の衝撃 → 首の筋肉・靭帯損傷 → 筋緊張 → 血流悪化→ 自律神経の乱れ→ 頭痛・めまい・吐き気
この悪循環を断ち切ることが、根本的な改善への第一歩となります。
↓交通事故によるむち打ち(頸椎捻挫)症状と治療期間に関しては、こちらの記事が参考になります。
自律神経症状の医学的分類
バレ・リュー症候群
(頸部交感神経症候群)
特徴
- 正式名称:頸部交感神経症候群
- 頸椎周辺の交感神経が刺激されることで発症
- レントゲンでは異常が見つからないことが多い
主な症状
- 後頭部から側頭部にかけての頭痛
- 回転性または浮動性のめまい
- 吐き気・嘔吐
- 耳鳴り・聴力障害
- 視力障害・眼精疲労
- 咽頭部の違和感
- 心拍数の変化
- 不眠・集中力低下
頚性神経筋症候群
特徴
- 首こりや肩こりが基盤となる症候群
- 精神的な症状も伴いやすい
- 慢性化しやすい
主な症状
- 首・肩の強いこり感
- 不眠・睡眠の質の低下
- 耳鳴り・聴覚過敏
- 精神的不安定・イライラ
- 集中力・記憶力の低下
脳脊髄液減少症
特徴
- 事故の衝撃で脳脊髄液が漏れ出す
- 起立時に症状が悪化する
- 横になると楽になる
主な症状
- 起立性頭痛(立つと悪化、横になると改善)
- 全身倦怠感
- 記憶障害・思考力低下
- 聴力・視力障害
診断の難しさ
これらの症候群は、明確な画像診断の方法がなく、症状と経過から総合的に判断されます。そのため、「原因不明」とされてしまうケースも少なくありません。
首の損傷と脳への血流障害の関係
首は「生命線」とも言える重要な部位です。脳と身体を繋ぐ神経や血管が集中しているため、わずかな損傷でも全身に影響が及びます。
脳への血流に関わる
主要血管
- 椎骨動脈
頸椎の横突起を通って脳へ血液を送る - 内頸動脈
首の前面を通り、大脳へ血液を供給
事故による影響
- 筋肉の緊張により血管が圧迫される
- 頸椎の歪みにより血管の走行が妨げられる
- 血流量の減少により脳の機能が低下する
症状との関連
- 頭痛:脳血流の低下により酸素不足が生じる
- めまい:平衡感覚を司る前庭器官への血流不足
- 吐き気:脳幹部への血流障害による自律神経症状
症状別:頭痛・めまい・吐き気の原因と特徴
交通事故後の頭痛
交通事故後の頭痛は、通常の頭痛とは発生メカニズムが異なります。
適切な治療のためには、タイプを正しく理解することが重要です。
緊張型頭痛
特徴
- 後頭部から首にかけての締め付けるような痛み
- 両側性(頭全体が痛む)
- 夕方に悪化しやすい
原因
- 首・肩の筋肉の持続的な緊張
- ストレートネック
- 姿勢の悪化
頸椎性頭痛
特徴
- 後頭部から始まり、側頭部・額まで痛みが広がる
- 首を動かすと痛みが強くなる
- 一側性(片側だけの場合が多い)
原因
- 上位頸椎(首の上の方の骨)の機能障害
- 後頭下筋群の緊張
- 大後頭神経の圧迫
血管性頭痛
特徴
- ズキズキと脈打つような痛み
- 光や音に敏感になる
- 吐き気を伴うことが多い
原因
- 血管の拡張・収縮異常
- 自律神経の乱れ
- 血流の不安定化
めまいの種類と原因
めまいは非常に不快な症状で、日常生活に大きな支障をきたします。
タイプによって原因と対処法が異なります。
回転性めまい
特徴
- 自分や周りがグルグル回っているような感覚
- 急に症状が現れることが多い
- 吐き気を強く伴う
原因
- 内耳(三半規管)の機能障害
- 頸椎の歪みによる神経圧迫
- 血流障害による前庭器官の機能低下
対処のポイント

安静時には症状が軽減することが多いため、無理に動かず休息を取ることが重要です。
浮動性めまい
特徴
- フワフワと浮いているような感覚
- 歩行時にふらつく
- 慢性的に続きやすい
原因
- 自律神経の乱れ
- 脳への血流不足
- 筋緊張による平衡感覚の異常
対処のポイント

徐々に症状が改善することが多いため、段階的なリハビリが効果的です。
立ちくらみ型めまい
特徴
- 立ち上がった時に症状が現れる
- 目の前が暗くなるような感覚
- 失神の危険性もある
原因
- 起立性低血圧
- 自律神経による血圧調整機能の異常
- 血管の収縮・拡張機能の低下
対処のポイント

急に立ち上がらず、ゆっくりとした動作を心がけることが大切です。
吐き気・嘔吐症状
吐き気は最も不快な症状の一つで、食事も取れなくなるなど、生活の質を著しく低下させます。
自律神経の乱れによるもの
特徴
- 持続的な吐き気
- 食欲不振
- 胃の不快感
メカニズム
- 事故のストレスで交感神経が過度に興奮
- 消化器系の機能が低下
- 胃酸分泌の異常や胃の運動機能低下
- 吐き気・食欲不振
改善のポイント

副交感神経を優位にする治療やリラクゼーションが効果的です。
平衡感覚の異常によるもの
特徴
- めまいと同時に起こる
- 頭を動かすと悪化
- 車酔いのような感覚
メカニズム
- 首の損傷により平衡感覚が乱れる
- 脳が混乱し、「乗り物酔い」と同じ状態になる
- 嘔吐中枢が刺激される
- 吐き気・嘔吐
改善のポイント

首の機能を正常化し、平衡感覚を回復させることが重要です。
見逃してはいけない危険な症状のサイン
交通事故後の症状の中には、放置すると重篤な状態に発展する可能性があるものがあります。
適切な判断により、深刻な後遺症を防ぐことができます。
緊急性の高い症状
以下の症状がある場合は、すぐに外来受診をおすすめします。
即座に救急受診が必要な症状
- 激しい頭痛(今まで経験したことのないような痛み)
- 意識障害・意識レベルの低下
- 麻痺症状(手足が動かない)
- 呂律が回らない
- 視野欠損(見える範囲が狭くなる)
- 高熱を伴う頭痛
- 項部硬直(首が硬くて前に曲がらない)
これらは脳出血や脳梗塞などの重篤な疾患の可能性があります。
後遺症に発展しやすい警告サイン
以下の症状は、適切な治療を受けないと後遺症に発展する可能性があります。
要注意症状
- 3日以上続く頭痛
- 日に日に悪化するめまい
- 薬を飲んでも改善しない吐き気
- 睡眠障害(不眠・途中覚醒)
- 集中力の著しい低下
- 記憶力の低下
- 感情のコントロールが困難
- 天候による症状の変化
これらの症状は「慢性化しやすい症状」でもあります。早期の専門的な治療が重要です。
交通事故直後の初期対応について詳しく知りたい方は、 交通事故に遭ったら最初の72時間でやるべき5ステップもご参照ください。
いつ医療機関を受診すべきか
すぐに受診すべきタイミング
- 事故から24時間以内
症状がなくても、検査のため医療機関を受診 - 新たな症状が出現した時
最初は首の痛みだけだったのに、頭痛が始まった場合など - 症状が悪化傾向にある時
日に日に痛みが強くなる、めまいが頻繁になるなど - 日常生活に支障が出ている時
仕事ができない、家事ができないなど
医療機関選びのポイント
- 整形外科:診断書作成、画像診断
- 脳神経外科:頭部外傷の精密検査
- 専門整骨院:日常的な治療、リハビリ
理想的には、これらを併用して多角的にアプローチすることです。
交通事故後のつらい症状を根本から断ち切る!
大黒整骨院独自の「3ステップ根本改善プログラム」
大黒整骨院では、交通事故による頭痛、めまい、吐き気といった複雑な症状に対し、その場しのぎではない根本的な改善を目指すため、独自の「3ステップ根本改善プログラム」をご提供しています。
身体の状態に合わせて段階的に施術を進めることで、着実に回復へと導きます。

その
【鎮静期】
まずはつらい痛みを抑える
目的 | 事故直後の身体は、いわば「火事」が起きているような状態です。 この段階では、まず急性期の強い炎症を鎮め、痛みによる心身への負担を和らげることに集中します。 |
期間の目安 | 事故直後 〜 約2週間 |
主な施術内容
- だいこく式神経整体(急性期バージョン)
ソフトな施術で、事故の衝撃で過敏になった神経を鎮静化させます。 - アイシングの指導
ご自宅で最も効果的な炎症抑制ができるよう、正しいアイシング方法を詳しくお伝えします。 - 安静保持の指導
症状を悪化させないための、日常生活での具体的な注意点をアドバイスします。
この段階で期待できる効果
- ズキズキするような激しい痛みの軽減
- 患部の炎症が抑制され、腫れが引いていく
- 不用意な動作による症状の悪化を防止
その
【調整期】
不調の根本原因にアプローチ
目的 | 痛みが少し落ち着いたら、いよいよ不調の根本原因にアプローチしていきます。 事故のストレスや衝撃によって乱れた自律神経のバランスを整え、頭痛、めまい、吐き気といった症状を元から改善していきます。 |
期間の目安 | 約2週間後 〜 1ヶ月半 |
主な施術内容
- 骨盤仙骨調整
骨盤の歪みを整え、脳脊髄液の循環を改善し神経機能の正常化を行います。 - 頸椎(首の骨)調整
歪んでしまった首の骨の位置をミリ単位で正確に調整し、神経の圧迫を取り除きます。 - 深層筋調整
通常のマッサージでは届かない深層部の筋肉の緊張を調整し、血流を促進します。
この段階で期待できる効果
- 頭痛の頻度や強さが明らかに減ってくる
- フワフワするようなめまいの改善
- 吐き気やムカムカする不快感の軽減
- 深く眠れるようになり、睡眠の質が向上
その
【安定・再発防止期】
再発しない身体づくり
目的 | 症状がほとんど感じられなくなったら、最後の仕上げです。 この段階では、症状がぶり返さないよう身体の機能を根本から回復させ、「事故に遭う前よりも健康な身体」を目指します。 |
期間の目安 | 1ヶ月半 〜 3ヶ月(~) |
主な施術内容
- 全身バランス調整
症状の原因となっていた首だけでなく、骨盤を中心に全身の歪みを整え、安定した身体の土台を作ります。 - 生活習慣アドバイス
再発を予防し、健康な状態を維持するための、一人ひとりに合った生活習慣をご提案します。
この段階で期待できる効果
- つらかった症状からの解放
- 心身ともに快適な体調
- 同じような症状を繰り返さない、再発リスクの最小化
当院の施術の特長
治療期間と改善の目安
症状別の平均的な治療期間
治療期間は症状の重症度や個人差により異なりますが、目安をお示しします。
症状の程度 | 詳細 |
軽軽度の症状(Grade 1-2)度の症状 | 治療期間:2週間〜2ヶ月 症状:軽い頭痛、軽微なめまい 改善の流れ:比較的早期に症状が軽減 |
中等度の症状(Grade 2-3) | 治療期間:1〜4ヶ月 症状:持続的な頭痛、明確なめまい・吐き気 改善の流れ:段階的に症状が改善 |
重度の症状(Grade 3-4) | 治療期間:3〜6ヶ月以上 症状:激しい頭痛、日常生活に支障をきたすめまい・吐き気 改善の流れ:時間をかけて慎重に治療 |
症状の程度 | 詳細 |
バレ・リュー症候群の場合 | 治療期間:3〜6ヶ月 特徴:症状が複雑で改善に時間がかかる 改善の流れ:良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に改善 |
改善過程で現れる良い兆候
治療が順調に進んでいる時には、以下のような変化が現れます。
改善過程 | 詳細 |
1〜2週間目 | 激しい痛みの軽減 睡眠の質の改善 不安感の軽減 |
1〜2ヶ月目 | 頭痛の頻度減少 めまいの強度減少 食欲の回復 |
2〜3ヶ月目 | 症状のない日が増える 集中力の回復 日常生活への復帰 |
3ヶ月以降 | 完全な症状消失 体力・気力の回復 事故前以上の健康状態 |
治療効果を高めるための生活指導
睡眠の改善

- 規則正しい睡眠時間の確保
- 睡眠環境の整備(温度・湿度・照明)
- 就寝前のリラクゼーション
栄養管理

- バランスの良い食事
- ビタミンB群・マグネシウムの積極的摂取
- 十分な水分補給
適度な運動

- ウォーキングなどの軽い有酸素運動
- 首・肩のストレッチ
- 深呼吸エクササイズ
ストレス管理

- リラクゼーション法の習得
- 趣味や楽しい活動の継続
- 家族・友人とのコミュニケーション
保険適用と治療費について
自賠責保険での治療について
交通事故での治療には、自賠責保険が適用されます。
項目 | 詳細 |
治療費 | 窓口負担:0円(保険会社が直接支払い) 治療限度額:120万円(治療費・慰謝料・交通費含む) |
適用条件 | 交通事故による怪我であること 医師または柔道整復師による治療であること 保険会社の承認があること |
窓口負担ゼロで治療を受ける方法
必要な手続き | 詳細 |
事故の届け出 | 警察への届け出(交通事故証明書の取得のため) |
保険会社への連絡 | 相手方保険会社に治療の意向を伝達 |
医療機関の受診 | 整形外科での診断書取得 |
当院での治療開始 | 保険会社承認後、治療開始 |
注意点
- 物損事故では自賠責保険が適用されません
- 人身事故への切り替えが必要な場合があります
慰謝料と治療費の仕組み
慰謝料の計算方法
- 1日あたり4,300円(2020年4月改定後)
- 計算対象日数: 治療期間 × 2 または 実通院日数のいずれか少ない方
例:2ヶ月間で24回通院した場合 | 詳細 |
治療期間 | 60日 × 2 = 120日 |
実通院日数 | 24日 |
少ない方を採用 | 24日 × 4,300円 = 103,200円 |
その他の補償
- 交通費: 実費(公共交通機関・ガソリン代)
- 休業補償: 1日あたり6,100円(証明書類が必要)
- 文書料: 診断書作成費用など
整形外科との併院のメリット
医師の診断書の重要性
整形外科での診断書は、以下の理由で非常に重要です。
法的な意味
- 事故と症状の因果関係を証明
- 保険金請求の根拠となる重要な書類
- 後遺症認定の際の基礎資料
治療上の意味
- 重篤な疾患の除外診断
- 画像診断による客観的評価
- 薬物療法の必要性判断
診断書に記載されるべき内容
- 外傷性頸部症候群(むち打ち症)
- 頭痛・めまい・吐き気などの自律神経症状
- 推定治療期間
- 就労制限の有無
併院時の注意点とスケジュール調整
効果的な併院スケジュール例
例:週2-3回通院の場合 | 詳細 |
月曜日 | 当院での治療 |
水曜日 | 当院での治療 |
金曜日 | 整形外科での診察 |
土曜日 | 当院での治療 |
注意すべきポイント
- 治療方針の統一
整形外科と整骨院で矛盾する指導がないよう、情報共有を徹底 - 薬との相互作用
処方薬がある場合は、治療前に必ずお伝えください - 検査タイミング
治療効果を正確に評価するため、定期的な検査を実施 - 保険会社への報告
併院していることを保険会社に適切に報告
よくあるご質問
治療に関するご質問
-
事故から1週間経ってから頭痛が始まりました。事故との関係はありますか?
-
はい、十分に関係があります。
交通事故後の症状は遅発性(遅れて現れる)が特徴です。
事故から2週間以内に現れる症状は、事故との因果関係が認められることがほとんどです。
早めに医療機関を受診することをお勧めします。
-
病院で「様子を見ましょう」と言われましたが、症状が続いています。どうすべきでしょうか?
-
「様子を見る」という指示は、重篤な疾患がないことを意味しますが、症状を放置して良いという意味ではありません。
積極的な治療により症状の改善が期待できますので、専門的な治療を受けることをお勧めします。
-
治療期間はどのくらいかかりますか?
-
症状の程度により大きく異なりますが、軽度の場合2週間〜2ヶ月、中等度の場合1〜4ヶ月、重度の場合3〜6ヶ月が目安です。
ただし、早期に治療を開始するほど治療期間は短縮される傾向があります。
-
整形外科と整骨院、どちらに通うべきですか?
-
整形外科で診断書を取得し、整骨院で日常的な治療を受けるという使い分けが効果的です。
-
他の整骨院から転院は可能ですか?
-
はい、可能です。
保険会社に治療機関変更の届け出をすることで、スムーズに転院できます。当院でも手続きのサポートをいたします。
保険・費用に関するご質問
-
治療費は本当に0円ですか?
-
自賠責保険が適用される場合、窓口での負担金は0円です。
保険会社が直接当院に治療費を支払います。
ただし、保険会社の承認が必要ですので、事前に手続きを行います。
-
慰謝料はいくらもらえますか?
-
1日あたり4,300円が基準です。
実際の金額は「治療期間×2」と「実通院日数」のいずれか少ない方に4,300円を掛けた金額になります。
詳しい計算は、通院状況を確認してからお答えできます。
まとめ
交通事故後の頭痛・めまい・吐き気は、決して「軽い症状」ではありません。
これらの症状は、首の損傷による自律神経の乱れが原因であり、適切な治療を受けなければ慢性化や後遺症につながる可能性があります。
重要なポイント
- 早期治療の重要性
症状が軽いうちに治療を開始することで、治療期間の短縮と後遺症の予防が可能です。 - 専門的な治療の必要性
単なる鎮痛薬では根本的な解決になりません。自律神経に対する専門的なアプローチが必要です。 - 保険適用による安心
自賠責保険により、窓口負担0円で治療を受けることができます。 - 総合的なサポート
治療だけでなく、保険手続きや生活指導まで、総合的にサポートいたします。
もし今、交通事故後の頭痛・めまい・吐き気でお悩みでしたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
きっとお力になれるはずです。